With ウィーン弦楽四重奏団&ウィーン・フィルコントラバス奏者
With ベートーヴェンオーケストラ・ボン&ウェルナー・ヒンク&フリッツ・ドレシャル
楽聖ベートーヴェンの故郷ボンでヨーロッパデビュー
4月22日(金)、ドイツ、ボンの、ベートーヴェンホールにおいて、ウィーン弦楽四重奏団とウィーン・フィルのコントラバス奏者と共に、シューベルトの「ます」を共演させて頂きました。
また、4月24日(日)には、同じく、ボンのベートーヴェンホールにおいて、ベートーヴェンオーケストラ・ボンと、ウィーン・フィルのコンサートマスター、ウェルナー・ヒンク氏と、また、同チェロの首席奏者、フリッツ・ドレシャル氏と、ベートーヴェンの三重協奏曲(通称トリプルコンチェルト)を共演させて頂きました。
両日とも、満員の聴衆のなかで、大喝采を頂戴し、大成功に終了致しました。
また、翌日からは、この、ベートーヴェンのトリプルコンチェルトをレコーディングし、7月1日からのベートーヴェンオーケストラ・ボンの来日公演に合わせて、発売されることになりました。
【 ウィーン弦楽四重奏団&ウィーン・フィルコントラバス奏者&後藤泉 】
2005.4/ 22(金) ベートーヴェンハウス《ドイツ・ボン》
【 ベートーヴェンオーケストラ・ボン&ウェルナー・ヒンク&フリッツ・ドレシャル&後藤泉 】
2005.4/ 24(日) ベートーヴェンハウス《ドイツ・ボン》
林屋 克三郎
株式会社林屋総合研究所代表取締役、日本ペンクラブ会員
ひとつには、後藤泉が、ヨーロッパデビューを飾ったということです。それも、一つはウィーン弦楽四重奏団という、世界最高峰の弦楽四重奏団と、また、もう一つは、ベートーヴェンオーケストラ・ボンという、これも、ヨーロッパで、超一流のオーケストラに、更には、ヒンク、ドレシャルという、世界最高峰の奏者と共に、共演させて頂いたということです。
また更には、今回の曲目が、ベートーヴェンのトリプルコンチェルトだったことです。
この曲はかつて、「ベートーヴェンの駄作」とも言われた曲ですが、カラヤンが、リヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチというロシアの豪華ソリスト3人と共に名録音をして、一気にその汚名を挽回、評価を高めた経緯があります。
しかし、この録音が成功したのは、この卓越した3人のソリストが揃ったことと、オーケストラをまとめる指揮者に、カラヤンという天才がいたからに他なりません。現に、その後の、この曲の演奏暦を見ても、ソリストが優秀だからといって、決して、名演奏とはならず、「ベートーヴェンの駄作」の名声を欲しい儘にしていました。
何故、この曲が難しいのでしょうか。
ベートーヴェンは、最初、その時代の最高のチェリストであり、作曲家であった、ロンベルクへ、チェロ協奏曲の新曲を贈呈しようとしました。ところが、彼から、自分で作るからいらないと、 断られてしまったのです。そこで、ロンベルクに対する意地からも、このトリプルコンチェルトは、取分け、チェロが難しく、書かれているといわれています。
これが第一の原因です。
そして第二に、3人のソリストが、アンサンブルの実力の高い、トリオとしての力量を兼ね備えることの難しさがあげられます。大事なことは、3人の力量が、そろっていることと、息があっていることだというのです。
ヒンクは、かつて、この曲が評価を受けなかった理由に、バランスの取れたトリオがなかなか見つからなかったことにあると言います。
その点、ヒンク、ドレシャル、泉のトリオは、3人の力のバランスが取れているというのです。そこで、このトリオだったら、ベートーヴェンオーケストラ・ボンと見事に融合できるだろうということで、今回のチャレンジになったのです。
ご承知のように、後藤泉は、普段から、ヒンク、ドレシャルのほかに、ペーター・シュミードル、ヴォルフガング・シュルツと言った、ウィーン・フィルの主要メンバーとのアンサンブルや、ウィーン弦楽四重奏団との共演もさせていただいております。その中から今回の評価をいただけたということは、これほど嬉しいことはありません。
日本には、いくつもの音楽雑誌があります。その中で、特に、読まれているものに、「音楽の友」「モーストリークラシック」「ぶらあぼ」の三誌がありますが、これらに、今や、毎月登場しているのが、後藤泉です。
そして、更には、女性雑誌の最高峰「婦人画報」の5月7日発売号に、2ページ、6月7日発売号に、8ページの特集が組まれることになりました。
これらも、ひとえに、皆様方のお力添えによるものと、深く感謝致しております。
この上は、この6月のトリオのコンサートと、7月のベートーヴェンオーケストラ・ボンの公演を、是非聴いて頂きたくお願い致す所存です。私はボンでの公演を体験して、この来日公演が素晴らしいコンサートになることを確信致しました。多くの皆様に体験して頂きたいと思います。
With Wolfgang Schulz
ウィーン・フィル首席フルート奏者とのファースト・リサイタル、2005年春に開催
18歳でウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の首席奏者に就任するなど若くして頭角を現し、1970年にはウィーン・フィル、およびウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席奏者となるなど、世界でも屈指のフルート奏者に数えられるヴォルフガング・シュルツ。ウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席管楽器奏者からなるアンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーであり、室内楽の分野においても幅広い活動を続けるシュルツと後藤泉とのリサイタルが、2005年3月に開催されました。再演が期待されるプログラムの一つです。
【 ヴォルフガング・シュルツ&後藤泉 】
2005.3/ 25(金) 横浜みなとみらいホール《横浜》
2005.3/ 26(土) 名古屋ABCサロン《名古屋》
2005.3/ 27(日) 大阪市中央公会堂《大坂》
2005.3/ 28(月) いずみホール《大坂》
2005.3/ 29(火) 第一生命ホール《東京》
1946年生まれ。ウィーン国立音楽大学でレズニチェクに師事。A.ニコレのもとで研鑽を積む。1970年よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・フルーティスト。独奏者として、K.ベーム、C.アバド、H.シュタイン、C.フォン・ドホナーニ等の指揮者と共演。室内楽ではウィーン・フルート・トリオ、ウィーン木管アンサンブル、ウィーン・リング・アンサンブル、アンサンブル・ウィーン=ベルリンでも活動。
1997年よりウィーン国立音楽大学教授。
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